脊柱を前に屈曲させることができます。

 首の前屈は大きく見えますが、頭と環椎の間の「うなづく動き」が大きく影響しています。

 胸郭はもともと後ろに凸に彎曲しています。

 これを「後彎している」と表現します。

 胸郭では脊柱は後彎していますから、前屈しても大きく変形しません。

 実験して前にかがむときに、腰部の脊柱の前彎がなくなることに気づいたでしょう。

 腰部の前彎がなくなると、脊柱全体が壁から離れます。

 腰部の前彎がなくなるのは、第3-5腰椎の関係が大きく変わるからです。

 骨盤はもともと後彎していますから、股関節を屈曲させると、骨盤はすぐに壁から離れます。