ストーマケアと心理


 「現実不安」は対象がはっきりしていますから、対処できます。

 便失禁が不安なら、対処の方法はいっぱいあります。


 食事を改善して便が軟らかくなりすぎないようにする。

 排便の時間を記録して、頻回な時間帯には早めにトイレに行く。

 朝、必ずトイレに行き便座に座る。

 病院に入院している意識のない人には、肛門に袋を貼り付けることもします。

 また、手術により便が硬くならないときには、浣腸をして定時に強制的に排便を促すこともあります。


 「現実不安」には、おそれることではなく、対処することができます。

 結果は保証されなくとも、現実に対処することができます。