マイフェアレディとピグマリオン効果
ピグマリオン

 ピグマリオンはギリシア神話に出てくる彫刻家です。

 ピグマリオンは、美形の青年でしたが、現実の女性に失望していました。

 ある日、すばらしい大理石(多くの英語のサイトではivory=象牙になっていますが、そんな大きな象牙があるはずはない)が手に入りました。

 それを使い、理想の女性像を彫りました。

 できあがった像は、まるで生きているかのようでした。

 ピグマリオンは、その像に惚れ込んでしまいました。

 その像に、ガラテアという名前を付け、毎日口づけするほどでした。

 最近のオタクのようなものです。

 神殿に行き、女神アフロディテに、その像と一生、添い遂げたいと願いました。

 アフロディテは、ピグマリオンの居ないときに、アトリエに行き、その像が自分の姿とそっくりなことに驚き、願いを聞き入れました。

 ピグマリオンが家に帰り、いつものようガラテアに近づき、口づけをすると、その唇がだんだんと柔らかくなり、像は生きている人間に変わりました。

 その後、二人は結婚し、末永く幸せに暮らしました。


 というハッピーエンディング ストーリーです。

 この話を、バーナード・ショーがミュージカルにしました。

 タイトルは「ピグマリオン」。

 ここから、"Pygmalion"と書かれたリンクをクリックすると、脚本がすべて読めます。

 これが2回、映画化されています。

 2回目の映画化のタイトルは、「マイ フェアレディ
 
pre next