フィード・バックによるコントロール

 フィードバックを使うと、複雑なものも簡単な規則でコントロールできます。

 このコントロールには、ポジティブ・フィードバックとネガティブ・フィードバックが使われます。

 ポジティブ・フィードバックは反応をそのまま進めます。

 もし、ポジティブ・フィードバックしかかからなければ、最終的には「爆発」します。

 そこで、あるレベルになると、ネガティブ・フィードバックがかかります。

 反応を止めます。すると、今度は反応は反対向きになります。

 この反対向きになったものを放っておくことも、ポジティブ・フィードバックです。

 反対に進みすぎたら、またネガティブ・フィードバックをかけます。すると、出力をある一定の幅にコントロールできます。


ポジティブ・フィードバックは、「反応をそのままにする」こと。
ネガティブ・フィードバックは、「反応の方向」を変えることです。


 このフィードバック・コントロールを研究するのがサイバネティクスです。

 メカニクスとの大きな違いは、行動の制御に、メカニクスにはない「センサー」を使うことです。