メカニクスと、サイバネティクスのやり方を例示します。

メカニクス サイバネティクス
誤差  入力した数 出力した数 入力した数(太字) 出力した数(太字)
-40 200 160 100 100-40=60
出力が目標の200より 140足りないので、入力を140増やす
-33 200 167 100+140=240 240-33=207
出力が200より7多い (200-207=-7)ので、入力を7減らす
-21 200 179 240-7=233 233-21=212
200-212=-12
-12 200 188 233-12=221 221-12=209
200-209=-9
0 200 200 221-9=212 212-0=212
200-212=-12
+10 200 210 212-12=200 200+10=210
200-210=-10
+19 200 219 200-10=190 190+19=209
200-219=-9
+25 200 225 190-9=181 181+25=206
200-206=-6
+15 200 215 181-6=175 175+15=190

 この機械は誤差が-40から+25まで変わりました。

 メカ ニクスでは修正されない
まま、出力がずれています。

 赤で示しています。サイバネティクスでは、その前の回 の結果の誤差の分だけ、入力を増減しました。

 サイバネティク スの出力の変動はコントロールされています。

 
11 以上の誤差は3回しかありません。誤差の幅も初回以外はメカニクスより少なくなります。

 最初の入力値はとんでもない値ですが、すぐに妥当な値に修正されています。