高射砲の弾は飛行機に直接当たる必要はありません。
高射砲弾は、設定された高度にあがると自動的に爆発します。
その衝撃波で飛行機の機体を壊し撃墜します。
第1次世界大戦では、飛行機より弾の方が速かったので飛行機に向けて高射砲を撃てば、飛行機を撃ち落せました。
しかし、第2次世界大戦のときには、飛行機の性能が向上しました。
スピードが速くなりました。
旋回性能が増しました。
高射砲の弾のスピードには限界がありました。
新たな解決法は高射砲自体の動きを滑らかにすることでした。
高射砲を撃ったとたんに敵機は進行方向を変えます。
その反応を観察して飛んでいく方向と位置を計算し、そこへ高射砲のねらいを動かす。
高射砲の動き自体を測定して、高射砲を動かすモーターを調節することが解決策でした。
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