ライヒの性格分析
パウロの回心

 人々が「感情の伝染病」にかかったために、汚れを知らず無罪のキリストが、人間の原罪を背負って十字架にかかったのです。



 キリストに直接関わった弟子たち、12人が十二使徒と呼ばれます。

 キリストの死後、十二使徒がキリストの教えを広めていると、ユダヤ教徒が弾圧しました。

 ユダヤ教の一派、パリサイ派もその一つです。

 ユダヤ人のサウロは、祭司長に命じられて、キリスト教徒を捕まえていました。

 ある日、ダマスコに向かう途中で、突然、地に倒れます。

 「サウロよ、なぜ、わたしの子を弾圧するのだ」

 「あなたは誰ですか?」

 「おまえが弾圧している人々の預言者、キリストである。

  ダマスコに行き、アナニアに会いなさい。」


 そして、サウロは目が見えなくなりました。

 なんとか、ダマスコについたサウロはアナニアに会います。

 アナニアはすでにキリストの霊示を受けていましたから、サウロのために祈ります。

 すると、サウロの目から鱗のようなものが落ちて、目が見えるようになりました。

 これが、「目から鱗」の語源です。

 こうして、サウロは「大きいもの」という意味のサウロという名前から、「小さいもの」という意味のパウロと言う名前に改名をしました。

 キリスト教を弾圧していたときは、大物だと思っていたが、じつは小物でしかなかったという反省です。

 そして、キリスト教に回心しました。

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