ライヒの性格分析
キリスト教への批判

 ライヒもフロイトも、「抑圧」が発達を障害すると考えていました。

 抑圧によりリビドーが滞り、「固着」することで成熟できないのです。、

 抑圧をしているものは、超自我です。

 ライヒは社会の道徳観が変化することが必要だと考えました。

 当時の典型的な超自我は、キリスト教的な道徳と社会構造からくる貧富の差でした。



 日本人は、キリスト教とヨーロッパ文化の関係について教わることは、ほとんどありません。

 でも、ちょっと、思い出してください。

 キリストは、

 「あなたの右の頬を打たれたら、 左の頬を出しなさい」

 「汝の隣人を愛せよ」


 と、言った人です。

 その「キリストの教え」を伝えるというキリスト教は何をしたのでしょう?

 キリスト教徒は十字軍を作り、イスラム教国を征伐に向かいました。

 たくさんの人が殺されました。

 キリスト教徒は、魔女であると訴えられた人を拷問にかけて殺すか、自白させて殺しました。

 たくさんの人が殺されました。

 キリスト教会は中世の貧農から搾取していました。

 キリスト自身はぼろぼろの服を着て、人々に神の教えを伝えていました。

 しかし、キリスト教の教皇や法王はきらびやかな飾りをいっぱい付けた服を着て、豪勢な椅子に座り、国王をしのぐ権勢を誇ります。

 何か変です!!!

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