これは２００６年の褥瘡学会北海道地方会で発表したものをウェブ用に作り直したものです。
スライドの解説は、各ページの下に書いてあります。
この発表は「絶対に正しい」というものではありません。
「正しい褥瘡治療・ケア」や「マットレスの正しい選択」というものはありません。
そのようなものがあるかのように考えている人々への警鐘なのです。
褥瘡の予防やケア、治療のためにマットレスが使われます。
２００６年現在、多くの人はベッドの背上げの角度、接触圧、ズレ力などの、体の外側の世界の基準で判断しようとします。
私の発表は、そのような「物理量」で人間を測定するやり方に対する疑問を投げかけるものです。
「このようにすれば、必ずうまくいく」というようなありがたい発表ではありません。
ただ、人間のケアをするには、物理量ではなく、「感覚量」というものの方が適しているのではないかという投げかけとしてお聞きください。
