時間・空間・重さ・なめらかさ 2

 ラバンは「時間・空間・重さ」と表現し、キネステティクでは「時間・空間・」と表現します。

 「重さ」と「力」はどこが違うのでしょう?

 重いものを持ち上げるのには、大きな「力」を使います。

 軽いものを持ち上げるのには少ない「力」ですみます。


 人は自分の腕や腰にかかる「力」の変化で「重さ」をはかっています。

 人間が感じる世界では「重さ」と「力」は同じものを示しています。

 というわけで、ここから「重さ」を「力」と読み替えます。


 物理学では、重量、質量、重力とさまざまな物理量が規定されています。

 重量、重力は測定器で測定できます。

 それらから、質量を計算で出せます。

 しかし、これらは物理量です。

 人間が直接感じるものではありません。