1. 電子書籍化してほしいです。
この本を持って歩こうとすると、かなりの覚悟が必要です。読もうとするとしっかりした机かテーブルが必要です。
ちょっと空いた時間にも読めるように電子書籍化していただけないでしょうか?
回答
簡単に手に入るものは、簡単に手放されます。この本は、じっくりと腰を据えて読むのに適しています。電車の中で、ちょっと読むという読み方に適していません。
本文をPDFにすると300MB弱ですが、付録のDVDが20GB弱あります。
DVDの中のムービーが、この本の意味を伝えています。
ムービーを見ずに、文字を読むだけでは理解は不十分です。
20GB弱の電子書籍はダウンロードもたいへんです。現実的ではありません。
容量以上に大きな問題があります。
電子書籍化すると、コピーしやすくなるということのほうが問題です。
出版社は「本を売る」ことで利益を得ています。安易にコピーできる体系は出版社が困窮します。
出版社が存続できるような体系で書籍を提供する必要があります。
読者は、不便な中で読み進むことで、そのとき、自らが読んでいるという体験、学習しているという体験に気づき、二次学習を進められるでしょう。
安易に読める環境は、文字を目で追うのみで、何も理解していないかもしれません。
もし、すべての書籍が電子出版される時代であれば、電子自費出版となるでしょう。
出版社ではなく、出版支援会社が作られてレイアウトやイラストの受注を行うでしょう。
今の社会は、そこまで電子化が進んでいません。
科学技術は激しく進化しますが、社会は少しずつ変ります。
社会の大系が整わないうちに、一部の資本家が変革をごり押しすると、あとからツケが回って来ます。
いずれ変るのですから、急いで進む必要はありません。
というわけで、電子書籍化はしません。