広がると曲がる

 お辞儀をするには、まず頭だけを動かして「うなづく動き」をします。

 「うなづく動き」を最大にしたあとで、首の骨全体の「前に曲がる動き」を使えます。


 このようにすると、顎が胸につくまで首を曲げることができます。

 うなづかないとうまくお辞儀をできません。

 頭を後ろにそらすには、頭と首の間の動きが大切です。

 首の骨には棘突起というでっぱりが背側にあります。

 真後ろに反るときに、棘突起が邪魔します。首の骨による後ろに反る能力はわずかです

実験

1.  上のアニメーションのように、うなづく動きをしてから、頭を前に屈してみてください。

 首の骨の間がのびるように感じませんか?

2. 肘関節の中に空間を感じてください。

 つぎに、力を入れずに、肘をゆっくりと曲げてください。

 曲がったとき、肘の中の空間は広がりましたか、縮まりましたか?

 力を入れずに、ゆっくり肘を伸ばしきってください。

 のばしきったときに、肘の中の空間は広がりましたか、縮まりましたか?