前面と後面

解剖学的正位

 解剖学では、人間の前面と後面を区別します。

 まず、手のひらを正面に向けて立ちます。

 この姿勢を「解剖学的正位 Anatomical position」と呼びます。

 そして、体を横からまっぷたつに割って、顔の向いている方向を前面、反対側を後面といいます。

 結局、解剖学では前面と後面は左のアニメーションのようになっています。 

 けっして、前面と後面というものが決まってから、人間が作られたのではありません。

 「こちら側を前面と呼ぼう、反対側を後面と呼ぼう」と解剖学者が決めたものです。