脊椎の後ろには「棘(きょく)突起」と呼ばれるデッパリがあります。

 体をまっすぐ後ろに反らせると、棘突起同士がぶつかります。

 ここがぶつかり合うと、それ以上反ることはできません。

 ですから、後ろに反らすには限界があります。


 「懸命になって・・・しようとする」を英語で言うと、"bend over backward to do ..."です。

 bend over backwardは後ろに大きく反り返ることです。

 そんなことは人間の体ではできません。

 できないことをしようとすると、「一生懸命」しなければなりません。それでもできません。

 人間にできないことを、一生懸命やることは、賢い選択ではありません。