臨床への応用

 自分の足に「教育」をできたでしょうか?

 「学習と理論」の中の「構成主義教育理論」の中の「発見で学ぶ」で、「教育は学習環境の整備であり、教師は環境の一部です」と書きました。

 自分の足に「教育」できたということは、自分の足が「学習する環境を提供できた」ということです。

 同じ環境を被介助者に提供してあげれば、あなたが感じたと同じようなことを感じるかもしれません。

 もちろん、同じことを感じる保証はありません。

 しかし、何もしなければ、同じことを感じないことは明白です。

 「同じことを感じさせなければならない」のではありません。

 「同じことを感じるかもしれない学習環境を提供する」のです。

 その学習環境を整備するのがあなたであり、そのときあなたは環境の一部です。