足について その2

 距骨は踵骨の真上にはありません。

 ちょっと内側にずれて踵骨の上に乗っかっています。

 舟状骨の前には、3個の楔状骨があります。

 内側、中間、外側楔状骨と呼ばれます。

 距骨、舟状骨、踵骨、立方骨、3つの楔状骨の7つの骨を足根骨と呼びます。

 脛骨・腓骨と、踵骨、立方骨、舟状骨、楔状骨は筋肉でつながっています。

 しかし、距骨だけはどんな筋肉にもつながっていません。

 つまり、距骨を筋肉の力で動かすことはできません。

 距骨は脛骨、腓骨、踵骨、舟状骨の4つの骨を円滑に動かすための、ボールベアリングのような存在です。

 距骨は他の4つの骨の間で転がります。