サイバネティクス コントロールの特徴

 サイバネティクスには、欠点もあります。

 100%正確なコントロールはできません。

 常に前回の結果の影響を受けますから、それが誤差を生むことがあります。

 フィードバックの処理の分だけ、メカニクスより遅くなります。


目や手に相当するセンサー(受容体)が必要です。


 この「センサーが必要」という項目は重要です。

 機械が動いた後、結果が目標からどのくらい離れているかを測定しなればなりません。

 その測定のためのツールとしてのセンサーが絶対に必要です。

 人間の目、耳、鼻、舌、手足をはじめとする皮膚、さらに筋肉に相当するセンサーが必要です。
 
 結果を数値で出す必要はありませんが、「多い」、「少ない」だけは測定できないとコントロールできません。

 結果と目標の差、つまり「多い」、「少ない」によって、どんな反応を起こすかで、フィードバックは2種類に分かれます。

 ポジティブ・フィードバックと、ネガティブ・フィードバックです。