アルバート・エリスが亡くなりました。
AEIでアルバート・エリスの死亡が報じられています。
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アルバート・エリス博士は93歳で2007年7月24日にニューヨークで逝去いたしました。
アルバート・エリス研究所がアルバート・エリス博士の死亡を発表するのは、心からの悲しみです。
エリス博士は93才で、持病のために亡くなりました。
博士は、ニューヨーク市のアルバート・エリス研究所の名誉所長として亡くなりました。
エリス博士はピッツバーグで1913年に生まれ、ニューヨーク市で育ち、臨床心理学でコロンビア大学から修士号と博士号を授与されました。
1947年から1953年まで精神分析医として開業しました。
その中で、エリス博士は、だんだんとそれまでの形式の精神療法の有効性について危惧するようになりました。
クライアントが自分自身の習慣的思考、感情、行動に対して何らかの行動を起こさなければ、いくら話をしても役に立たないだろうと考えたのです。
1953年後半には、エリス博士は自分自身を精神分析医と呼ぶのをやめました。
そして、合理的な感情に訴える行動療法(REBT)を展開し始めました。
そして、自己破滅型の思考に疑問を呈することで、情動と行動に変化を起こすことを目的とした論理情動行動療法REBTを始めました。
REBTは、今日では、精神療法への開拓者的なアプローチとして、そしたまた全ての現代的認知行動療法の基盤として広く認められています。
2003年には、アメリカ心理学会はエリス博士を、「20世紀の心理学に対してカール・ロジャーズに次いで影響を与えた心理学者」と呼びました。
2005年には、 エリス博士の78作目に当たる「The Myth of Self Esteem(自信の神話)」が発刊されました。
1960年に、エリス博士は、今日アルバート・エリス研究所(AEI)として知られているニューヨーク州認可の非営利的組織(NPO)を設立しました。
創設以来、AEIは何十万人ものプロ、個人、家族に、教育プログラムと精神療法を提供しています。
AEIの専務取締役であるロバート・オコーネルは「私たち全員が、エリス博士の恩恵を受けています」と言います。
「エリス博士の学生とクライアントは、エリス博士の心理療法家としての大変な洞察と献身を忘れないでしょう。
心理療法の分野でのエリス博士の残した革新的業績は今後数十年間心理療法の実践に大きな影響を与え続けるでしょう。
そして、エリス博士の築いた研究所はREBTの原則に基づいたすばらしい職業的心理療法の教育プログラムと治療を提供し続けます」。
エリス博士は、アメリカ心理学会のカウンセリング心理学分科会の分科会長として、またアメリカ心理学会の理事として、性科学学会の会長として尽くしてきました。
また、エリス博士はアメリカ結婚と家族療法協会、アメリカ精神分析協会、アメリカ社会学協会、アメリカ応用人類学会、アメリカ科学振興協会の会員でもありました。エリス博士は、また、アメリカ専門心理学会、アメリカ心理催眠学会、医療心理療法学会、アメリカ性科学学会の認定療法家でした。
また、アメリカ性教育カウンセリング治療学会により認定された性治療家でもありました。
アルバート・エリス博士のための公式記念式典が、2007年9月27日木曜日午後7時30分に
コロンビア大学の聖ポールチャペルで行われます。