「性格分析」のウィルヘルム・ライヒについて調べていたときに、マタイ伝27章11節が出てきました。

 マタイ伝27章は、ルカ伝23章と同じ場面です。

 イエス・キリストの生きていた時代のパレスチナはローマに支配されていました。

 ローマ帝国の直轄領であるユダヤとサマリア、支配地であるガリラヤとペレアに分かれていました。

 直轄領は総督であるピラトが統治し、支配地は傀儡(かいらい)の王であるヘロデが支配していました。


 キリストの生き方を気に入らない人々から「キリストは自分が王であるとして、民衆をたぶらかしている」と、訴えられました。

 ユダヤ最高評議会はイエスを死刑にしたいと思いました。

 しかし、死刑の決定はユダヤ評議会ではできません。

 総督であるピラトの裁決が必要なのです。

 イエスは、ピラトの前に引き出され、ピラトの尋問を受けます。

 マタイ伝では、場面の描写が少なく、ルカ伝の方がわかりやすいです。

  日本国際ギデオン協会から贈呈された新約聖書(しばしば、ホテルにおいてある)の「ルカによる福音書 第23章」には以下のように書かれています。


pre