合気道について



 ドイツ語のキネステティクの初期の本を読んだときに、「円の動き」という言葉が出てきました。

 そして、「東洋では円の動きが良いものとして教えられています」という記述がありました。

 また、わたしがキネステティクを初めて体験させてもらったベッカーさんは、合気道を習っていると言っていました。

 ベッカーさんから介助の例を体験させてもらったときに、「何となく武道のような感じがする」と思いました。

 ある日、テレビを見ていると、「武術」という番組がありました。アメリカの制作局が作ったもので、東洋神秘主義の匂いがしました。

 「あまり、見るところはないな」と思っていると、合気道が出てきました。

 小さな女性が男の人を投げていました。

 「えっ!今、何をしたのだろう?」と思いましたが、「四方投げ」という言葉だけが、画面に残っていました。

 すぐに、合気道を習いに行こうかと思い、ネットで近くの道場を探し当てるところまで行きましたが、やめました。

 これ以上、習い事を増やしたら、時間に追いまくられます。

 というわけで、ネットで合気道のDVDを注文しました。

 DVDをみて「動き」の研究をしました。


  「四方投げ」は基本技でした。

 この四方投げの中に、技の要点が詰まっているようです。

 著作権があるので、DVDの中の映像をここに載せられないので、アニメにしました。

 右側の緑の人が、黄色(gifアニメ制作過程でクリーム色になりました)の人の左手首をつかまえたという設定です。


 キネステティクは「接触と動きはコミュニケーション」という概念でもありますが、「すべての動きを分析するツール」でもあります。

 せっかく、ツールを手に入れたのですから、ちょいと使ってみましょう。